隣の人その隣の人を大切にできる家

NHKの朝の連続テレビ小説「スカ-レット」で、ヒロインの喜美子(戸田恵梨香)が大阪の下宿で働いている場面で家の前を掃除している場面があった。
そこは確かに道路なのだが、庭といっても不思議ではないような空間が存在していた。

もしこの風景を取り戻すことが出来たら、人の生活は変わるだろうかとウキウキする。
家の前を掃除することも楽しくなるだろうし、会話も楽しくなると思う。

そして、ここで恋も芽生えたのだから合コンの必要性もない。

道路を庭にすることでコミュニケーションは明らかに増える。
現代では難しいと思われるかも知れないが、我が家では挑戦している。

春には満開の桜をみんなで楽しんで、新緑。
そして、葉が落ちて冬の訪れを目で感じて、四季を楽しむ。

道路境界では四季折々の花が通る人をさり気なく微笑ませる。
そこにいつの間にか会話がうまれ、優しい雰囲気が漂うようになる。
意識を内から外に向けることで、コミュニティが生まれ、住みよい地域となっていくのだと思う。

今の家づくりの流行は外から内にが主流のような感じだ。
窓は小さく閉ざされているようにも感じる。
家は流行でなく、スタイルでないといけないといわれる。

どんなスタイルで生きるかを聞かれたときに、やはり人生が豊かになる方向のスタイルが良いのではないかと思う。

是非豊かな人生のための生きる、住まうスタイルを確立して欲しい。